今の会社にアルバイトとして入社した当時

システム管理室のようなところで
毎日独りで作業をしている社員さんがいました。

いわゆるイケメンと言えると思います。
しかもアニメ的なイケメン。

細身で身長は180㎝超え
全体的に色素が薄い系で
髪は天然で金がかった茶色
グレーと茶が混じったような眼

二次元の人になるけど
あの漫画ワンピースのサンジのような…

実際に生きている感じがしないというか
浮世離れ、三次元じゃない感じというか
なんというか…

わたしにしか見えていない人じゃないですよね?
って思うくらい、この世の人じゃないように見えました。

「あそこにいらっしゃる方も社員さんですよね?」

そう誰かに質問したことがあるくらい
他の人との接触が無い社員さんで

「何をされているんだろう?」
「言葉を話せない人なのかな?」

わたしのような新人アルバイトでも
そう不思議に映っていたんですよね。

その人がのちの上司

K79 音1
太陽の紋章:青い嵐
WS:青い嵐


しばらくしてその理由がわかりました。

当時、2人の部長がバチバチの関係で業績を競っていて
その1人がうちの営業所に常駐していました。

この方が、恐怖政治な体制をとっていて

恐ろしいほどのトップダウン
考えられないくらいのがんじがらめの管理
1つのミスでもしようものなら
会議室に連れていかれ何時間も何時間も詰問

会議室から号泣しながら出てくる社員さんを
何回見たことか…

わたしも入社した当時
なんだか暗い会社だな~。。。
と感じたものです。

本部からは「北朝鮮のよう」と言われ
うちの営業所に出張するのは誰もが拒否するという…
曰く付きの営業所になっていました。

その中でもK79 の上司は
社員やアルバイトパートの意見を伝えて
何度も何度も改革を求めたのですが、
その度にドンドンドンドン追い詰められ
最終的には小さな小さな小部屋で
独りで作業をする仕事しか
与えられなくなっていったそうです。

部長に命じられたのは

『誰とも口を聞くな
 とくにアルバイトパートと話すことを禁じる
 社員とはメールのみ
 宛先に私(部長)も入れること』

どれだけ辛かったかわからないけど
K79の嵐さんは独りモクモクと
仕事をこなしていたそうです。

でもそんなことが永久に続くわけはありません。

当然神様は見ていたんですよ。
転機が訪れます。

ちょっと思い出して
おセンチになっちゃいました💦

一気に書こうと思ったんだけどな。

この続きは次回・・・その4へ


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